1928年、トラフトン・コールとエディ・ハーンによって誕生したコール ハーンは、
ニューヨークにグローバルクリエイティブセンターを置き、クラフトマンシップとタイムレスなスタイル、革新的なデザインを取り入れたメンズ&ウィメンズのシューズ、バッグ、アウターウェア、アイウェア、アクセサリーを展開するアメリカを代表するライフスタイルアクセサリーブランドです。
■概要
1928年トラフトン・コールとエディ・ハーンがシカゴを拠点に創業したファッションブランドであるコール ハーン。創業当初は紳士靴のみを扱っていたが、次第に女性用の靴や子供靴も制作するようになった。1970年代にブランドの売却がなされ、1980年代にNIKEの傘下に入った。それ以降は、靴ブランドのみならず、トータルブランドとして歩み始めた。現在のラインナップは、バッグ、衣服、サングラス、ベルトなど幅広い。現在の本社はニューハンプシャー州のグリーンランドにあり、ニューヨークにデザインセンターがある。
■沿革
靴職人のトラフトン・コール氏とエディ・ハーン氏によって創設されたコール ハーンは、1950年代にはアイビー&プレッピーの間で人気を博した。アメリカントラッドの代表的なブランドへと知名度を上げていった。現在の本拠地はニューヨークにある。ブランドコンセプトはモダンアーチザン(Modern Artisan)という言葉にも見られるように、職人的な技巧とクオリティの高さ。小売部門を1982年に立ち上げてからは、世界中に店舗を展開。80年代にNIKEの傘下になる。2000年からはNIKEのAir技術をコール ハーンの靴に取り入れるようになった。この靴は、マイケルジョーダンが広告塔となったことにより、広まりを見せたが、2012年にNIKEがコール ハーンを売却することを発表し、世界屈指の投資会社、エイパックス・パートナーにより買収された。
■日本での様相
日本では、銀座にコール ハーンの本店を構えている。日本全国のデパートやアウトレットモール、ショッピングモールなどで販売が行われている。人気のあるアイテムは、靴に限らず、バッグ、財布なども人気だ。財布は小銭を取り出しやすい作りになっており、カードも沢山入るので使い勝手が良い。素材の質も良く、耐久性にも優れているのが特徴。元々のブランドの出発点だった靴は、ローファーの人気が特に高い。履きやすくデザイン性にも優れているので、有名人にもファンが多い。
■商品特徴
2012年に「過去と未来の融合」をコンセプトに作られた「ルナグランド」は、月面を歩いているかのような感覚が体感出来る「ルナロン」を採用している。当初、ルナロンは、アメリカンプレッピーに欠かすことのできないウィングチップやペニーローファー、サドルといった靴に用いられていたが、2014年の春コレクションにて、レースアップブーツにも採用された。
3人のプロが履いて驚いた! 「グランドレボリューション」の革命的履き心地
一見、クラシックな正統派シューズだ。だが、その履き心地はまさに革命的。足にやさしく、もっと歩きたくなるコール ハーンの「グランドレボリューション」を3人のプロフェッショナルが試した。
「スニーカーみたい」
誰もがそのシューズに足を通した瞬間、驚いたような顔になる。
足が覚えているレザーシューズの履き心地とは、まるで別物だ。足裏は柔らかく沈み込み包まれる。足の甲や踵もまったく“あたる”感覚はない。
「走れそう」
みんな同じ言葉を口にした。コール ハーンの新作「グランドレボリューション」は、レザーシューズの概念を根本から覆すほどの履き心地だ。
これまでもスニーカーライクなソールを搭載したレザーシューズは、いくつかあった。だが、残念ながら、それらは“ドレスシューズ”と呼ぶには少し距離があった。
だが、「グランドレボリューション」はちがう。
見た目は、紛れもないドレスシューズだ。シルエットもソールのルックスもシックでクラシカル。そこが斬新なのだ。
今回は、シューズとファッションをよく知る3人に、タイプの違う「グランドレボリューション」を履いてもらった。彼らの生の声を届けたい。
「ランニングシューズのような感覚です」フォトグラファー 若原瑞明さん
フォトグラファーは、動く仕事だ。撮影はもちろん、日々スタジオやロケ地を巡って動き回る。シューズは、その意味において大切な仕事道具だ。
「レザーシューズは3足をローテーションしています。手入れをするのが好きなので、長く履きますよ。いま履いているのは10年選手。すっかり足に馴染んでいます」
そんな“自分仕様”の1足から履き替えたにもかかわらず、「グランドレボリューション」の履き心地は、彼に衝撃を与えたようだ。
「立っていても浮いてるような感覚があって、気持ちがいい。細めできれいなシルエットなのに足を締めつける感じはまったくありません。すごい靴ですね。クラシックなデザインも僕好み。長く愛用できそうですね」
愛車のMINIはマニュアル仕様。でも「グランドレボリューション」なら、運転も楽にできそうだ。
「運転どころか、ランニングもできそう(笑)。最新のランニングシューズも顔負け。走りたくなる1足です」
「足の幅は広い方なんですが、革がやわらかいので履いていて楽です」。シャープなシルエットだが、足入れの感覚は抜群。「ハミルトン グランド ウィング オックスフォード」 ¥46,000<COLE HAAN/コール ハーン ジャパン Tel.0120-56-0979>
両足をせわしなく動かすマニュアル車でも安心。「ラバーソールなので、すべらないのもいいですね。ガンガン履けそうです」。
「裸足でも、扁平足でも心地いい」ファッション・ライター 青山 鼓さん
1974年生まれ。2006年よりマガジンハウス『POPEYE』でライターデビュー。『GQ JAPAN』ではファッション、ライフスタイルを中心に幅広く取材・執筆。数々のファッションブランドのカタログやウェブサイトのディレクション、編集も手がける。
扁平足が悩みという青山さんにとって、レザーシューズを履くのは、痛みとの戦いだという。
「履き込んで足に馴染むまでは、本当に大変です。歩くだけで痛むし、すぐに靴擦れになる。自分で市販のパッドを買って、内側に貼ったりしていました。だからどうしてもスニーカーが多くなる。でも最近、ちゃんとネクタイを締めて、レザーシューズを履いて取材に行きたいと思うようになってきました」
「グランドレボリューション」はそんな青山さんの長年の悩みを解決する1足になりそうだ。裸足で履いてもどこにも痛みはないと、笑顔を見せた。
「めちゃくちゃ楽です! やわらかいというか、しなやかな印象。内側の足のあたるところにパッドがついているから、歩いてもまったく痛みがありません。しかも通気性がいいから、足がサラサラしたまま。これからの季節はもちろん、海外で暑い土地へ行ったときも快適に過ごせそうですね」
ファッション・ライターとして活躍する青山さんは、シューズとしてのつくりやデザインの良さも見逃さない。
「革の表情がすごくいいと思います。しかも価格がリーズナブル。いろいろなシューズを見てきましたが、この質感で10万円以下というのは驚き。何足かバリエーションでほしくなりました」
通気性が高いので素足でも快適。「ほとんどスニーカーの感覚で履けます。他のレザーシューズが履けなくなりそうです(笑)」。「ワシントン グランド レーザー ウィング オックスフォード」 ¥60,000<COLE HAAN/コール ハーン ジャパン Tel.0120-56-0979>
足を入れた状態でもここまでの屈曲性。「履いた瞬間に足が沈み込むような感じなのですが、そこから反発性もあるから歩きやすいんです」。
「気取らず履けるドレスシューズ」スタイリスト 髙田勇人さん
1985年生まれ。2011年よりスタイリストの祐真朋樹氏に師事。2016年独立。モードにストリートカルチャーを取り入れたテイストを軸に活動中。
パーカーにモンクストラップシューズ。スタイリストらしいコーディネートが光る。
髙田さんはコール ハーンのショップで「グランドレボリューション」に出会い、その使い勝手の良さに惚れ込んだという。
「見た目はドレッシーなのに、履き心地がいいというのはシューズとして最高。これまで美しいシューズを履こうと思うと、どうしても足に負担をかけなければならなかった。見た目はいいのに、長く履くと疲れるというシューズばかり選んできました(笑)。でもこれは違う。インソールのクッション性が高く、でもしっかりしている。気持ちいいけど歩きやすく、長く履いていても疲れることがありません」
モンクストラップを選んだのは、いろいろなファッションにあわせやすいから。
「スーツはもちろん、今日の僕のようなスタイルでもいいし、デニムとも相性がいい。ブラックデニムにあわせるなら『グランドレボリューション』のハリソン グランド チャッカもいいなと思いました。ブリティッシュタンもブラックもオススメです」
「モンクストラップシューズは、あえて上のストラップを外して履くのが気分です」。きっちりとした雰囲気のなかに、カジュアル感をプラスしてくれる。「ハリソン グランド ダブル モンク」¥39,000<COLE HAAN/コール ハーン ジャパン Tel.0120-56-0979>
ビジネスからカジュアルまでシーンを選ばないモンクストラップシューズは、足もとに華やかさを与えてくれる。これで履き心地がいいのだから最強だ。
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